再生医療等提供計画情報の詳細情報です。
| 第二種 | ||
| 令和8年1月13日 | ||
| 複数回投与自己末梢血単核球生体外培養増幅細胞(Ricacell)の脱毛症を有する患者を対象とした第1 / 2相臨床研究 | ||
| 複数回投与自己末梢血単核球生体外培養増幅細胞(Ricacell)の脱毛症を有する患者を対象とした第1 / 2相臨床研究 | ||
| 一般社団法人Re-cellf RiCarna Clinic | ||
| 菊池 守 | ||
| 男性型脱毛症(AGA)または女性型脱毛症(FAGA)を有する患者で、毛髪の再生医療を希望する者に対する自己末梢血単核球生体外培養増幅細胞(Ricacell、開発コード: RC01)複数回投与の安全性と有効性を探索的に検討する。 | ||
| 1-2 | ||
| 男性型脱毛症(AGA)または女性型脱毛症(FAGA) | ||
| 募集中 | ||
| 湘南鎌倉総合病院特定認定再生医療等委員会 | ||
| NA8150013 | ||
| 令和8年1月13日 | |||
| jRCTb030250640 | |||
| 一般社団法人Re-cellf RiCarna Clinic | |||
| 東京都中央区銀座5丁目6-7 | |||
| 菊池 守 | Kikuchi Mamoru | ||
| 複数回投与自己末梢血単核球生体外培養増幅細胞(Ricacell)の脱毛症を有する患者を対象とした第1 / 2相臨床研究 | The safety and efficacy of multiple dose autologous Regenerative function Induced and Conditioned peripheral blood Associated cell (Ricacell) for alopecia: Phase 1 / 2 clinical study ( Phase 1/2 clinical trial using Ricacell for alopecia ) |
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| 複数回投与自己末梢血単核球生体外培養増幅細胞(Ricacell)の脱毛症を有する患者を対象とした第1 / 2相臨床研究 | The safety and efficacy of multiple dose autologous Regenerative function Induced and Conditioned peripheral blood Associated cell (Ricacell) for alopecia: Phase 1 / 2 clinical study ( Phase 1/2 clinical trial using Ricacell for alopecia ) |
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| 第二種 | |||
| 本再生医療は、ヒト胚性幹細胞・人工多能性幹細胞等を用いず、遺伝子導入も行わず、自己の幹細胞(血管内皮前駆細胞)を含む末梢血単核球を培養に供して得られた細胞を移植する方法で行われる。再生医療等技術のリスク分類表に従い判断した結果、第二種再生医療等技術に分類されると判断した。 | |||
| 男性型脱毛症(AGA)または女性型脱毛症(FAGA)を有する患者で、毛髪の再生医療を希望する者に対する自己末梢血単核球生体外培養増幅細胞(Ricacell、開発コード: RC01)複数回投与の安全性と有効性を探索的に検討する。 | |||
| 1-2 | |||
| 実施計画の公表日 | |||
| 2028年03月31日 | |||
| 20 | |||
| 介入研究 | Interventional | ||
| 単一群 | single arm study | ||
| 非盲検 | open(masking not used) | ||
| 非対照 | uncontrolled control | ||
| 単群比較 | single assignment | ||
| 治療 | treatment purpose | ||
| 1. 患者本人から文書による同意が得られること 2. 同意取得時の満年齢が18歳以上の者 3. 男性型脱毛症(AGA)または女性型脱毛症(FAGA)を有し、再生医療を希望する患者 |
1. Patients with written informed consent. 2. Patiens are at least 18 years of age 18 at the time of informed consent. 3. Patients affected alopecia and want to receive regenerative therapy. |
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| 1. 糖尿病を有する患者でコントロール不良な者(糖尿病に対する内科的治療を行った結果、HbA1C(NGSP)が10.0%以上の場合) 2. 全身性の感染症を有する患者 3. 重度の貧血を認める患者 4. 悪性腫瘍を合併する患者、又は悪性腫瘍の治癒後5年以内(乳がんは10年以内)の患者。ただし、皮膚基底細胞がんは治癒後すぐに研究に参加しても良い 5. 血液腫瘍、骨髄増殖性疾患又は骨髄異形成症候群等の血液疾患を合併している患者 6. 妊娠している患者 7. スクリーニング期間の検査で、HIV、活動性のHBV、HCV、HTLV、梅毒のいずれかへの感染が認められた患者 8. 合併症等により余命が1年以内と考えられる患者 9. 同意取得前90日以内に他の治験に参加していた者(治験薬が投与されなかった場合を除く) 10. 本臨床研究期間中に脱毛症に対する治療の変更をしないことに同意を得られない患者 11. その他、臨床研究責任医師又は臨床研究分担医師が本研究の対象として不適当と判断した者 |
1. Patients with HbA1c(NGSP) more than 10.0 with the medication for diabetes. 2. Patients with systemic infection. 3. Patients with severe anemia. 4. Patients with malignancy, or within 5 years after recover from malignant tumor (10 years after breast cancer), except for cutaneous basal cell carcinoma. 5. Patients with hematopoietic disorders such as leukemia, myeloproliferative disease, marr ow dysplasia syndrome. 6. Pregnant women. 7. Patients infected with HIV, active HBV, HCV, HTLV, or syphilis in screening test. 8. Patients not expect to live for a year or more. 9. Patients enrolled in any other clinical trial within 90 days before informed consent. 10. Patients who can't consent not to change medication. 11. Any other reason that the Clinical Researchers may have for considering a case unsuit able for the study. |
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| 18歳 以上 | 18age old over | ||
| 上限なし | No limit | ||
| 男性・女性 | Both | ||
| 1. 臨床研究の継続による被験者の健康への容認できないリスクを避けるため、早期の中止が必要な有害事象が発現した場合、被験者の妊娠が判明した場合、もしくは被験者が有害事象により臨床研究の継続を望まない場合 2. 被験者が臨床研究実施計画書の組入れ基準を満たさないことが判明した場合、又は臨床研究実施計画書を遵守しなかったため、臨床研究の継続により被験者の健康へ容認できないリスクを与える場合 3. 被験者が来院せず、連絡も取れない場合。この場合は連絡を取ろうとしたことを原資料に記録する。 4. 被験者から臨床研究への参加辞退の申し出や同意の撤回があった場合。中止の理由が聴取できた場合は、症例報告書に記載する。 5. 臨床研究審査委員会、倫理委員会、又は規制当局が本臨床研究を中止した、又は中止するよう決定した場合 6. その他の理由により、臨床研究責任医師又は臨床研究分担医師が当該被験者の本臨床研究への参加を中止することが適当と判断した場合 |
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| 男性型脱毛症(AGA)または女性型脱毛症(FAGA) | Alopecia | ||
| D000505 | |||
| 脱毛症 | Hair loss, alopecia, baldness | ||
| 有 | |||
| ・特定細胞加工物(Ricacell)調製のための原材料として末梢血採取のための採血及び、各種検査のための採血を実施する ・調製したRicacellを患者頭部へ皮下投与する ・患者の希望に応じて、特定細胞加工物(Ricacell)の投与のための麻酔を実施する |
Drawing peripheral blood as material for cell processing product (Ricacell) and blood for various clinical tests. Administration of cell processing product (Ricacell) subcutaneously by injection. Patients who wish to receive anesthesia, administration of cells were injected under anesthesia. |
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| 毛髪再生目的でのRicacell複数回投与の安全性 <安全性評価項目> 副作用、有害事象、重篤な有害事象、臨床検査値、バイタルサイン |
To investigate the safety of Ricacell injection for alopecia patients. <Safety evaluation criteria> side effects, adverse events, serious advese events, clinical laboratory data, vital sign |
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| 毛髪再生目的でのRicacell複数回投与の有効性 <有効性評価項目> 1. 外観上の有効性評価 2. DermascopyやTrichoscopyなどを用いた毛髪の本数、密度、毛径や頭皮色素沈着、毛周期などの変化 3. QOL、患者満足度 4. Hamilton-Norwood scale、Sinclair scale、Ludwig scaleなどの変化 |
To investigate the efficacy of Ricacell injection for alopecia patients. <Efficacy evaluation criteria> 1. Evaluation of the changes in appearance. 2. Changes of the number of hairs, hair density, hair diameter, scalp pigmentation, hair cycle. Evaluation is done by using Derm ascopy or Trichoscopy. 3. QOL and patients satisfaction. 4. Changes of Hamilton-Norwood scale, Sincl air scale, Ludwig scale. |
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| 近年では脱毛症に対する薬剤が広く流通していますが、効果が不十分である症例は多く、 また長期的な使用による副作用により使用不可能となる症例も多く認めます。男性型脱毛 症(AGA)または女性型脱毛症(FAGA)を発症する原因は様々ですが、原因の一つとし て毛包周囲の血流低下の関与が示されています。血管内皮前駆細胞は骨髄や血液中に存在する未分化な細胞で、血管の閉塞した臓器や組 織に投与すると血管を形成する細胞(血管内皮細胞)に分化する能力を有します。順天堂大 学の田中らは、通常の方法で採血した血液から血管内皮前駆細胞を含む単核球を取り出し、 細胞の機能と数を向上させることにより MNC-QQ 細胞を開発しました。 MNC-QQ 細胞については、難治性四肢潰瘍を有する患者を対象とした臨床研究がすで に行われ、四肢への単回投与、複数回投与により、この細胞治療による有害事象が起こらな かったこと、血流改善により潰瘍の縮小や痛みが軽減されたことから、ヒトにおける本治療 法の安全性と有効性が確認されています。さらに毛髪の再生についても脱毛症患者に対す る本細胞治療の安全性や有効性の検討が行われ、一定の安全性と効果が見出されました。 今回新たに MNC-QQ 細胞を改良した自己末梢血単核球生体外増幅細胞(Ricacell、開発 コード:RC01)が開発され、Ricacell を頭部の脱毛部位に皮下注射することで新たな血管 が出来、毛包周囲の血流が改善されて、脱毛症が改善することが見込まれます。本研究では 脱毛症患者を対象とし、本細胞治療による副作用などの有害事象発生の有無を含む安全性 の確認を主な目的とし、併せて有効性の検討をします。 <研究方法> (1)対象患者: 18 歳以上の男性型脱毛症(AGA)または女性型脱毛症(FAGA)患者を対象とします。 ただし、合併症や治療経過などにより、担当医師が不適切と判断した場合は除外します。 (2)方法: 1)通常の方法で採血し、血液から血管内皮前駆細胞を含む単核球を採取します。 2)機能を改善し有効な細胞を増殖させる生体外増幅培養法で 5 日間培養します。 3)培養した Ricacell(最大 1 千万個)を、頭部 50~100 箇所へ投与します。 4)投与から約 1 カ月ごとに最大 3 回まで繰り返します。 5)約 1 カ月おきに 3 回の投与、最後の投与から約 6 カ月間の観察期間を基本の研究参加 期間として観察・検査などを実施し、安全性及び有効性の評価を行います。 |
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| 医師 | |||||
| 菊池 守 | Kikuchi Mamoru | ||||
| 一般社団法人Re-cellf RiCarna Clinic | Re-cellf RiCarna Clinic | ||||
| 院長 | |||||
| 104-0061 | |||||
| 東京都中央区銀座5丁目6-7 | 5-6-7 Ginza, Chuo-ku, Tokyo | ||||
| 03-6838-0078 | |||||
| info@ricarna.com | |||||
| 他の医療機関 | |||||
| 順天堂大学医学部附属順天堂医院と連携する。 救急科が設置されており、専属のスタッフのほか他科からの出向専任医が配置され、初期診療補助、複数診療科に関わる疾患や特定の疾患(外傷、中毒、心肺停止など)の治療や、集中治療、院内発症の急変の診療を行っている。 診療の主体は1次および2次救急であるが、かかりつけや院内患者の急変時には3次対応も行う体制が整えられている。救急科として2床と経過観察病床が確保されており、全自動除細動器、超音波診断装置などの設備が整っている。 | |||||
| 本多 壮一郎 | Honda Soichiro | ||||
| 一般社団法人Re-cellf | Re-cellf | ||||
| - | |||||
| 104-0061 | |||||
| 東京都中央区銀座5丁目6-7 | 5-6-7 Ginza, Chuo-ku, Tokyo | ||||
| 03-3813-3111 | |||||
| info@ricarna.com | |||||
| 医師 | ||
| 田中 里佳 | ||
| 一般社団法人Re-cellf RiCarna Clinic | ||
| - |
| 医師 | ||
| 矢内 香織 | ||
| 一般社団法人Re-cellf RiCarna Clinic | ||
| - |
| 医師 | ||
| 古屋 匡史 | ||
| 一般社団法人Re-cellf RiCarna Clinic | ||
| - |
| 医師 | ||
| 菊池 守 | ||
| 一般社団法人Re-cellf RiCarna Clinic | ||
| 院長 |
| 一般社団法人Re-cellf | ||
| 本多 壮一郎 | ||
| 一般社団法人Re-cellf | ||
| - | ||
| 一般社団法人Re-cellf | ||
| 矢内 香織 | ||
| 一般社団法人Re-cellf RiCarna Clinic | ||
| 株式会社リィエイル | ||
| 株式会社リィエイル | ||
| - | ||
| 非該当 | |||
| 無 |
| 末梢血単核球 | |
| 再生医療等の提供を行う医療機関と同じ | |
| 細胞提供者は臨床試験に参加する被験者本人とする。以下の基準をすべて満たす場合、本試験の対象とする。 1. 患者本人から文書による同意が得られること 2. 同意取得時の満年齢が18歳以上の者 3. 男性型脱毛症(AGA)または女性型脱毛症(FAGA)を有し、再生医療に治療よるを希望する患者 【選択基準の設定根拠】 男性型脱毛症(AGA)または女性型脱毛症(FAGA)を有する患者は多く、再生医療での治療は今後の一つの選択肢となり得る。男性型脱毛症の年齢ごとの患者数を考慮し、上記選択基準を設定した。 |
|
| 以下の基準のいずれかに該当する場合、本試験の対象としない。 1. 糖尿病を有する患者でコントロール不良な者(糖尿病に対する内科的治療を行った結果、HbA1C(NGSP)が10.0%以上の場合) 2. 全身性の感染症を有する患者 3. 重度の貧血を認める患者 4. 悪性腫瘍を合併する患者、又は悪性腫瘍の治癒後5年以内(乳がんは10年以内)の患者。ただし、皮膚基底細胞がんは治癒後すぐに研究に参加しても良い 5. 血液腫瘍、骨髄増殖性疾患又は骨髄異形成症候群等の血液疾患を合併している患者 6. 妊娠している患者 7. スクリーニング期間の検査で、HIV、活動性のHBV、HCV、HTLV、梅毒のいずれかへの感染が認められた患者 8. 合併症等により余命が1年以内と考えられる患者 9. 同意取得前90日以内に他の治験に参加していた者(治験薬が投与されなかった場合を除く) 10. 本臨床研究期間中に脱毛症に対する治療の変更をしないことに同意を得られない患者 11. その他、臨床研究責任医師又は臨床研究分担医師が本研究の対象として不適当と判断した者 [被験者の安全性を考慮して設定された項目] 本臨床研究を安全かつ倫理的に遂行することを考慮し、かつ信頼性のあるデータを得ることを考慮して、1〜11の項目を設定した。 |
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| 臨床研究責任医師又は臨床研究分担医師は、以下の手順に従って採血を行う。 1. 採血は、静脈または動脈より行い、BDバキュテイナCPT単核球分離用採血管(抗凝固剤:クエン酸Na)に移す。各回全血70-400 mLの採血を行う。 2. 肘窩部皮静脈から採血が困難な場合は採血可能な他の部位から実施する。 3. 採血した血液は、臨床研究責任医師があらかじめ指定した者が細胞加工施設へ運搬する。 |
| 自己末梢血単核球生体外培養増幅細胞(Ricacell) | ||
| 当該細胞加工物の原材料となる自己末梢血は、被験者本人から採血されたのち、細胞加工施設へ運搬される。当該特定細胞加工物の調製は特定細胞加工物標準書に従い、末梢血から分離した末梢血単核球(PBMNC:peripheral blood mononuclear cell)を浮遊培養することにより行われる。細胞調製工程以降の培養工程はすべて、細胞加工施設として届出を行っている施設内に設置されたグレードA(ISO Class 5)環境が担保された無菌操作エリア内で無菌的に実施される。無菌試験に関しては患者への細胞移植前に試験結果が判明しないため、出荷判定には用いないものの、出荷に際しては、細胞培養工程における無菌性の確認、マイコプラズマ試験、エンドトキシン試験および迅速無菌試験を行う。 調製された当該特定細胞加工物は、細胞加工施設(ロートセルファクトリー東京)から医療機関であるRiCarna Clinicへ輸送される。当院においては、当該特定細胞加工物を原則として長期保管することは予定しておらず、製造開始から患者への投与までの全工程は細胞生存期間内に完了する。 細胞加工施設から医療機関へ輸送された後、患者への投与までの間は、必要最小限の期間に限り、RiCarna Clinic内の専用冷蔵設備において冷蔵条件下で一時的に保管する。当該保管は、投与までの時間調整および安全な取り扱いを目的としたものであり、保管期間は最大でも当日中または翌日までとする。 |
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| 再生医療等の提供を行うRiCarna Clinic手術室において、患者の希望時には麻酔下にて頭部皮下への注射により投与される。 | ||
| 有 | ||
| 株式会社ロートセルファクトリー東京 | ||
| FA3150002 | ||
| RCFTプロセシングセンター | ||
| 特定細胞加工物標準書に従い、細胞加工、品質検査を行う | ||
| 株式会社ロートセルファクトリー東京 | ||
| 無 | ||
| 無 | ||
| 無 | ||
| 無 | ||
| 株式会社リィエイル | ||
| 無 | ||
| 無 | ||
| 有 | ||
| 特定細胞加工物の原材料の一部 | ||
| 有 | ||
| 調整事務局 | ||
| 【臨床の安全性】 本研究と同様の細胞を用いた先行臨床研究として、難治性四肢潰瘍患者10例を対象に自家末梢血単核球(Peripheral Blood Mono Nuclear Cell、以下PBMNC)を生体外無血清増幅培養(Quality and Quantity control culture、以下QQ培養)に供した細胞を単回投与した臨床研究が挙げられ、ヒトにおける一定の安全性と有効性が示唆される結果を得ている(Tanaka R, Stem Cells Transl Med, 2022)。 本製造と同じ工程にて調製した製品(自己末梢血単核球生体外培養増幅細胞:MNC-QQ)を前臨床試験にて確認した。下記の結果より製造工程により製品の安全性は損なわれないと考える。また、エンドトキシン、マイコプラズマ、迅速無菌試験を実施し、出荷時の細胞加工物の安全性を確保する。 1. 造腫瘍性試験: MNC-QQ 1 x 10^7個を免疫不全マウス(BALB/cAJclnu/nu)の背部皮下に接種し17週間観察を行った。この結果実施した9例ともに腫瘍形成および異所性発現は確認されなかった。 2. 核型異常: MNC-QQ(3人分)に対して、G-Band法による核型解析を行った結果、染色体異常は認めなかった。 3. 残留物の確認: MNC-QQ(2人分)に対して、洗浄後の培地添加物等の残留量の確認を行った結果、血清アルブミン、IL-6、TPOは全て検出感度以下であった(アルブミン:< 1.0 mg/dL、IL-6:<0.2 pg /mL、TPO:< 0.40 fM/mL)。 例えば、IL-6の臨床検査での基準値は≦4.0 pg /mL(SRL社HPより)であることからも体内に入る残存物により有害事象が発生する可能性は極めて低いことが示唆され、洗浄工程は妥当と考えられる。 4.ヒト臨床研究 本研究に用いる細胞と同様の細胞加工物を用いて、難治性四肢潰瘍患者を対象としてFirst in human、単回投与試験を既に実施している。その結果、当該細胞と因果関係があると考えられる有害事象は発生せず、同細胞の安全性が示唆されている。 |
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| 脱毛症を有する患者は多く、本邦の男性型脱毛症については20代で10%、30代で20%、40代で30%、50代以降で40数%と報告されている(Manabe, 日皮会誌 2017)。脱毛症を発症する原因としては様々ではあるが、特に男性型脱毛症、女性型脱毛症においては、男性ホルモンや毛包周囲の血流低下の関与が示されており、近年はフィナステリドやミノキシジル等の薬剤が広く流通している。しかし、効果が不十分である症例は多く、また長期的な使用による有害事象により使用不可能となる例も多い。脱毛症によるQOLの低下、社会的活動への制限とそれに伴う生活困難性、長期的な面での医療費負担の軽減を含め、脱毛症に対する確実かつ有効な治療法の実装が切望される。 [発見の経緯] 臍帯血より得られる血管内皮前駆細胞分画としてCD133陽性細胞群について無血清培地による生体外増幅培養法の検討を行い、細胞数を約50倍に増幅し、コロニー産生能(血管再生能)を約3倍に増加させる無血清生体外増幅培養(Quality and Quantity control culture: QQ培養)法を開発した(Masuda, H. et. al. Stem Cell Translational Med. 1, 160, 2012)。このMNC-QQ培養法を糖尿病で機能と数が減弱した血管内皮前駆細胞の機能・数の回復へ応用した。糖尿病末梢血単核球はQQ培養により、その数が約1/3-1/4程度まで減少したが、これは血管内皮前駆細胞以外の細胞群がアポトーシス等によって死滅したためと考えられる。この事は、QQ培養後のCD34陽性細胞の割合が約3倍に増えている事で証明される。また、分化型コロニー産生能が5.4倍になり、血管新生因子の発現も増加していた。潰瘍モデルマウスを作成し移植実験を行った結果、潰瘍の閉鎖が有意に早くなった(Tanaka, R., Stem Cell Translational Medicine 2021)。さらにヒトにおいて難治性四肢潰瘍患者10例を対象としたFirst in human臨床研究にて、当該細胞と因果関係がある有害事象の発生が見られなかった事、創傷治癒促進、血流改善、疼痛軽減などの効果が示されたことから安全性と一定の有効性が示唆された(Tanaka, R., Stem Cell Translational Medecine 2022)。 MNC-QQ細胞は、非臨床試験およびヒトにおける臨床研究にて、血管再生能を持つことが示されていることから、虚血部位や血流が乏しい部位に移植することで移植部位における血流の改善、向上が期待される。このことから、MNC-QQ細胞は、虚血性疾患や結構再建、組織修復が必要な多様な疾患等に適応可能であると考えられる。そこで、MNC-QQ細胞によるこれらの著名な血管新生・血流改善効果に着目し、脱毛症の一因である毛包血流の改善効果による毛髪再生が可能と考え、研究がすすめられた。マウス背部潰瘍モデルに対してMNC-QQ細胞移植を実施し、潰瘍部位における毛根の再生を検証した。潰瘍部位の毛根数は、コントロール(細胞移植なし)に対し、MNC-QQ細胞移植群では5.4倍に増加しており、MNC-QQ細胞移植が毛髪の再生に優位な結果であった。(データ未発表) [基礎研究] QQ培養法により得られる細胞(MNC-QQ)の特性解析を行い、以下の結果を得ている(Masuda H. et al, J Am Heart Assoc, 2014)。 1) 組織生成能に反映する分化型EPC (Definitive-EPC;DEPC)の数は、同じ血液量から得られる末梢血単核球数の19倍と高効率で得られることを確認した。 2) フローサイトメトリー法の結果から、MNC-QQは末梢血単核球と比較して、幹細胞マーカーの増加、内皮細胞マーカーの増加が確認された。 3) リアルタイムPCRによる遺伝子発現解析により、末梢血単核球に対してMNC-QQは血管新生および筋原性サイトカインの発現増加が確認された。さらに抗線維化機能を介して血管再生や組織再生に重要な役割を果たすMMP-2、MMP-9などのマトリックスプロテアーゼ(MMP)は、MNC-QQで末梢血単核球と比較して有意に増加していた。 4) 血管形成能を評価した結果、生体外においてMNC-QQは末梢血単核球よりもIn vitro血管形成能が高いことが示唆された。 【非臨床研究】 1) 小動物:マウス マウス下肢虚血モデルの虚血部位へのMNC-QQおよびPBMNC末梢血単核球移植の結果は、健常脚に対する血流率で比較した。虚血後21日目のMNC-QQ細胞移植群は、コントロール群(細胞移植なし)およびPBMNC末梢血単核球移植群に比べて血流がそれぞれ1.85倍、1.80倍に改善した。またMNC-QQ群では下肢切断に至る頻度が最も低く、治癒する割合が最も高かった。すなわちMNC-QQ細胞移植は、下肢虚血に対して高い治療効果を示した。また、MNC-QQ細胞移植は、末梢血単核球移植群およびコントロール群(細胞移植なし)に対して血管形成、動脈形成、筋形成が向上し、逆に線維化を抑制しており、組織修復において優位な結果であった(Tanaka R, WorldStem CellSummit 2013, San Dieg o, CA, 2013)。さらにマウス下肢虚血モデルへのMNC-QQの複数回投与試験により、一回投与量を低く設定しても治療効果が認められたこと、虚血マウスの下腿筋肉へ複数回投与したほうが高い血流改善効果が得られることが明らかになった。 2) 大動物:ブタ 免疫抑制剤を投与した家畜ブタ(20 kg以上、3頭)に2.5 cm四方の潰瘍を作成し、潰瘍部周囲 2×10^7個/匹のMNC-QQを移植した。これを生理食塩水投与群と比較しMNC-QQ細胞移植効果を判定した。結果、移植後10日目、14日目、17日目にMNC-QQ細胞移植群のほうが生理食塩水投与群よりも有意に高い潰瘍縮小率を認めた。潰瘍の組織学的評価をHE染色にて行った。結果、MNC-QQ細胞を移植した群では真皮の膠原繊維の構築が整い、より成熟した瘢痕が認められた(Kado M et al, Cell Transplantation, 2018 )。詳細は「別紙 自家末梢血単核球細胞移植概要書(4. 非臨床試験における生物学的実験) 参照」 【ヒト臨床研究】 難治性四肢潰瘍患者10例に第I相試験臨床研究にて本細胞治療(単回投与)を実施し(First in human)、一定の安全性と有効性が確認された(Tanaka, R., Stem Cell Translational Medecine 2022)。 上記の結果から、末梢血単核球のQQ培養法によって製造された細胞は、末梢血単核球の血管再生能及び創傷治癒能を向上させることが示され、男性型脱毛症(AGA)または女性型脱毛症(FAGA)においても毛包周囲血流改善の効果が期待できる。さらにG-CSF投与やアフェレーシス(成分採血)、また磁気ビーズなどを用いる細胞調製の過程を経ず、外来などでの通常の静脈採血により細胞を調製し培養するため、患者の身体的負担と副作用の危険性および経済的負担を軽減することから、今後様々な虚血性疾患治療において新たな治療選択肢となることが期待される。 以上の実績により、男性型脱毛症(AGA)または女性型脱毛症(FAGA)を有する患者に対する細胞投与による臨床研究を行うことが可能であると判断した。 【投与量の根拠】 共同研究者である順天堂大学において行われた難治性四肢潰瘍患者に対するMNC-QQ細胞の臨床研究では、患者末梢血から得られたMNC-QQ細胞 2 x 107 個/患者を移植しており、MNC-QQ細胞移植の安全性が示されている[2]。 また、申請者らが非臨床試験から推定した、有効性を示すと考えられる細胞数、腫瘍を作らない細胞数、そして移植細胞数の獲得に関しては後述の通り、末梢血200 mLから得られた細胞を1週間QQ培養することにより3-4.5 x 107個の細胞が獲得可能であることから、細胞採取のために採血した末梢血100 mLから得られる移植可能細胞数として現実的な細胞数として設定した。 【科学的妥当性の評価】 1. 安全性評価項目 ・副作用、有害事象、重篤な有害事象の発生状況 ・臨床検査値、バイタルサインの変動 2. 有効性評価項目 ・外観上の変化 ・Dermascopy、Trichoscopy による毛髪数、密度、毛径、色素沈着、毛周期等の変化 ・QOL、患者満足度の変化 ・Hamilton-Norwood scale、Sinclair scale、Ludwig scale 等のスコア変化 <評価時期について> 1:治療期の観察期間について ・Visit 3(投与1回目) ・Visit 4(Visit3の8~16週後) ・Visit 5(投与2回目:Visit4の約1週後) ・Visit 6(Visit5の8~16週後) ・Visit 7(投与3回目:Visit6の約1週後) 2:観察期の観察期間について Visit 8(投与3回目から1~3週後) Visit 9(投与3回目から2~6週後) Visit 10(投与3回目から10~14週後) Visit 11(投与3回目から22~26週後) |
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| 【特定細胞加工物の投与の可否の決定の方法】 以下のすべてを満たした場合に投与可とする。 1. 被験者からの同意の取得 ・参加時に同意を得る。 2. 製造における出荷判定 ・投与する細胞の出荷判定を目的として細胞培養工程における無菌確認および細胞数の計測を行う。 【方法】 迅速無菌試験:リアルタイムPCR法(定量PCR法)による迅速無菌試験を実施する。 無菌確認:細胞観察時に目視にて、培養液の濁りなどの 異常の有無を確認する。異常がある場合は、顕微鏡観察 にて菌汚染の有無を確認する。 マイコプラズマ試験:PCR法によりマイコプラズマの汚染の有無を調べる。 エンドトキシン試験:細胞調製時の培養上清液を用いてエンドトキシンの有無を確認する。 細胞数計測:トリパンブルー法による顕微鏡下での計測。 以上の結果及び移植前の被験者の全身健康状態を 確認し、研究責任医師(または研究分担医師)が総合に 判断し投与の可否を決定する。 |
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| 出荷前の細胞の安全性試験において安全性に疑義が生じた場合には、研究実施責任者または分担者へその旨を報告し、その対応について指示を仰ぐ。連絡を受けた実施責任者または分担者は試験結果を精査し、被験者への投与の可否を判断する。 投与後に安全性に疑義を生じる結果を知った場合には、直ちに実施責任者または分担者へ連絡を行う。連絡を受けた実施責任者または分担者必要に応じて、被験者が適切な治療を受けられるように配慮する。 |
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| 省令第16条(試料の保管)に基づく法令順守を行う。再生医療等を受ける者が感染症を発症した場合等の原因の究明のため、被験者の同意が得られた場合、当該再生医療等に用いた細胞加工物の一部を、再生医療等を行った日から一定期間保存する。得られた細胞加工物が微量であり保存が困難な場合はその理由を含め製造記録書に明記する。 | ||||||
| 保管された細胞加工物は保管期間終了後廃棄処分とする。その際、個人情報の保護に留意しつつ、当該施設(RCFTプロセシングセンター)の規定に従った方法で適切に廃棄する。 | ||||||
| 臨床研究責任医師又は臨床研究分担医師は、再生医療等の提供によるものと疑われる疾病、障害若しくは死亡又は感染症の発生(以下「疾病等の発生」という。)を知ったときは、再生医療等の提供を行う医療機関の管理者及び当該医療機関の実施責任者に対し、速やかにその旨を報告しなければならない。 疾病等が発生した場合は、適切な処置を行うとともに、特定細胞加工物との因果関係の有無にかかわらず、速やかに当該研究の実施に携わる研究者等で、当該有害事象の情報を共有し、カンファレンスを開催する。 再生医療等の提供を行う医療機関の管理者は、特定認定再生医療等委員会及び厚生労働大臣に対し、可及的速やかに一報を行うことが望ましく、その上で疾病等の発生を知った日から以下の期日内に別紙様式第1及び別紙様式第2による報告を行う。 【疾病等の内容-1】 以下に掲げる疾病等の発生のうち、再生医療等の提供によるものと疑われるもの又は当該再生医療等の提供によるものと疑われる感染症によるもの イ 死亡 ロ 死亡につながるおそれのある症例 報告の期限:7日以内 報告先:地方厚生局長及び特定認定再生医療等委員会 【疾病等の内容-2】 以下に掲げる疾病等の発生のうち、再生医療等の提供による ものと疑われるもの又は当該再生医療等の提供によるものと疑われる感染症によるもの イ治療のために医療機関への入院又は入院期間の延長が必要とされる症例 ロ 障害 ハ 障害につながるおそれのある症例 ニ 重篤である症例 ホ 後世代における先天性の疾病又は異常 報告の期限:15日以内 報告先:地方厚生局長及び特定認定再生医療等委員会 【疾病等の内容-3】 再生医療等の提供によるものと疑われる又は当該再生医療等の提供によるものと疑われる感染症による疾病の発生等(上 記に掲げる疾病を除く。) 報告の期限:再生医療等提供計画を地方厚生局長に 提出した 日から起算して60日ごとに当該期間(60日) 満了後10日以内 報告先:特定認定再生医療等委員会 |
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| 移植後観察期間中に認められた疾病などの発生・有害事象等につい ては、本細胞移植治療との因果関係の有無に関わらず、正常化あるいは評価期間前のレベルに回復するか、臨床研究責任 医師あるいは分担医師が回復と判断するまで追跡調査を行う。ただし、臨床研究責任医師あるいは分担医師が回復と判断した場合、回復と判断した根拠を診療録に記載するものとする。なお、器質的な障害で不可逆的な有害事象が認められ た場合は、症状が安定または固定するまで追跡調査を行うこととする。 観察期間終了後については、研究責任医師又は分担医師が定期的に外来診療にて診察にあたり、継続的な追跡調査、効果についての検証を行う。 |
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| 臨床研究責任医師又は臨床研究分担医師は、スクリーニング期に以下の項目を調査する。 ・被験者識別コード ・文書同意取得日 ・性別 ・生年月日 ・原疾患の治療歴、発症時期 ・合併症の有無及びその内容 ・既往歴 |
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| 無 | ||||||
| 実施計画の公表日 | ||||||
| 募集中 | Recruiting | |||||
| 有 |
| 有 |
| 湘南鎌倉総合病院特定認定再生医療等委員会 | Shonan Kamakura General Hospital Certified Committee for Regenerative Medicine | |
| NA8150013 | ||
| 神奈川県鎌倉市岡本1370番地1 | 1370-1, Okamoto, Kamakura-city, Kanagawa | |
| 03-3265-4804 | ||
| rm_committee2@shonankamakura.or.jp | ||
| 第一種再生医療等又は第二種再生医療等を審査することができる構成 | ||
| 適 | ||
| 2025年12月12日 | ||
| 研究参加者の個人情報は個人情報保護管理規程に基づき保護される。 研究実施に係る試料等を取扱う際は、研究対象者の個人情報とは関係のない研究用IDを付して管理し、研究対象者の秘密保護に十分配慮する。作成した対応表は鍵のかかるロッカーで保管され、個人情報管理者が厳重に管理する。試料等を他施設へ送付する場合は、研究用IDを使用し、研究対象者の個人が特定されることがないよう配慮する。また、記録媒体、郵送、電子的配信等にて送付し、送付先(研究事務局等の関連機関)では、鍵のかかるロッカーに保管され、個人情報管理者が厳重に管理する。また、研究の結果を公表する際は、研究対象者を特定できる情報を含まないようにする。また、研究の目的以外に、研究で得られた研究対象者の試料等を原則として使用しない。研究参加者に対して説明し得られた同意の範囲を超え、将来データ又は試料等を再生医療提供機関又は研究協力機関において利用する場合は、新たに患者の同意を得た上で使用する。 |
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| 有 | Yes | |
| 対応表を作成して匿名化し、データの解析を行う。 将来的に得られた臨床的知見、製造された細胞に関する情報を研究協力機関において利用する場合は、 新たに患者の同意を得た上で電子情報として共有する。 | We analyze the obtained data anonymized using correspondence table. In case utilizing clinical findings and information about manufactured cells at a collaborating research institution in the future, electronic sharing will be conducted only after obtaining new consent from the patient. | |
| 再生医療の提供に携わる医師及び当該再生医療に関わる者は再生医療学会等の関連する分野の学会への参加、論文等により再生医療、細胞治療などに関する最新情報の入手を行う。 | ||
| 【再生医療移植に関する苦情および問い合わせ】 同意説明文書に以下の記載のもと、臨床研究責任医師らへ苦情および問い合わせを受ける窓口を設定している。連絡を受けた際には臨床研究責任医師および分担医師は被験者へ追加説明し、必要に応じて説明文書・同意文書の改定を行う。 【相談窓口】 一般社団法人Re-cellf RiCarna Clinic 院長 菊池 守 |
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| 非該当 | ||
| なし | none | |
| 無 | ||
| 非該当 | ||
| 非該当 | ||
| 非該当 | ||
| 4 再生医療等を受ける者に対する説明文書及び同意文書の様式 | 01-05_説明文書及び同意文書Ver.1.3 1128_RiCarna .pdf |
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